カクヤス エピソード

EPISODE 01「なんでも酒やカクヤス」に
秘めた想い

カクヤスグループには社是も経営理念もありません。

私たちにあるのは事業名である「なんでも酒やカクヤス」に込めた想いと「スピリット・オブ・カクヤス」という姿勢の2つのみです。

 

1997年。「スーパーディスカウント 大安」という屋号でディスカウントストアを展開していた当社は、酒類小売免許の緩和に向け大きな事業転換を決断しました。

それは「お客様目線」を徹底した“付加価値戦略”への転換。

企業姿勢の象徴ともなる事業名にその意気込みと覚悟を込めました。

 

「なんでも酒やカクヤス」の「なんでも」とはお客様のご要望に「なんでも」応えたいという想いを込めています。 今はすべてのお客様のすべてのご要望に応えられていないかもしれません。

ただ、いつかは、そのすべてのご要望に応えたいという想いでマーケットに向き合おう、という姿勢を表しています。

 

「スピリット・オブ・カクヤス」はお客様の満足を追求するために、私たちが考える行動規範です。

「嘘をつかない」「ごまかさない」「手を抜かない」「あきらめない」「とどまらない」

この5つは信頼される大前提であると考えています。

 

カクヤスグループは「お客様目線」を徹底することでこれまで事業を拡大してきました。

これからもカクヤスは、お客様のあと一つのご要望に応えていけるよう、ご要望に寄り添って走りつづけます。

EPISODE 02挑戦の歴史

カクヤスグループは1軒の酒屋から今では首都圏を中心に240拠点を展開するまでに成長しました。

その歴史は決して順風満帆ではなく、挑戦と挫折の繰り返しでした。

 

2010年。お酒のさらなる可能性を目指し、お花の通信販売を行うフローリーネット株式会社の株式を取得。お花とお酒の可能性に挑戦しました。

これは現在展開する「お花とワインが身近にあるライフスタイル」をコンセプトにしたセレクトショップ「CORK」につながっています。

 

その他にも業務用食品やオフィス用品など、カクヤスグループはお酒にとどまらない挑戦を続けてきました。

 

中には失敗談も。

2009年にサントリー角ハイボールがきっかけとなりハイボールブームが到来。飲食店オーナーにヒアリングしたところ、繁忙期には営業中に氷のストックが無くなってしまうとの声が集まりました。

当時、社長の佐藤(現任)はこれはいける!と「氷」の取り扱いを決断し、全店舗に冷凍ストッカーを配備して注文に備えます。

しかし結果、全く売れません。

何故だろうと原因を探ったところ、飲食店で氷が無くなってしまう時間帯はだいたい22時以降にもかかわらず、当時のカクヤスの配達時間は22時まででした。

振り返ってみるとなんで気づかなかったんだ!と思えるくらいの簡単なカラクリですが、お客様のご要望に真摯に向き合ったカクヤスらしい失敗でした。

EPISODE 03カクヤスモデルとは

カクヤスの事業モデルは飲食店向けの「飲食店用販売」とご家庭向けの「家庭用販売」の2つの軸を持った、お届けを中心としたハイブリットモデルです。

 

飲食店向けの配達は配送センターから大型トラックでのルート配送。

一方で家庭用宅配は首都圏に張り巡らされた「なんでも酒やカクヤス」の店舗をはじめとした拠点からピストン配送を行っています。

この飲食店用と家庭用が複雑に交じり合うことで収支を合わせ、私たちはこの事業モデルを「カクヤスモデル」と名付けています。

また、カクヤスは全てのお届けにおいて自社物流を徹底しております。

それはお届けする「玄関先」にこそお客様のご要望のヒントが存在すると考えるからです。

 

私たちは単なる物流ではなく、物流と商流のプラットフォーマーとなることを目指しています。

EPISODE 04カクヤス無料配送 開発秘話

1997年に付加価値戦略への転換を目指したカクヤスグループは「お客様に一番便利と感じていただけるお届け」を目指しました。

それまで酒ディスカウンターとして低価格戦略を打っていたカクヤスにとって、「宅配」のサービス向上は生き残りを賭けた事業転換でした。

 

そこで私たちはお届けする側由来の“3つの縛り“である「エリアの縛り」「ロットの縛り」「時間の縛り」をひとつずつ取り除き、「いつでも」「どこへでも」「どれだけでも」というカクヤス独自の配達網を造り上げました。

「いつでも」

1990年代のお届けといえば2~3日中に届けば良いか。といった具合で「いつ届くのかわからない」というのが当たり前の世の中でした。

そこでカクヤスは「いつ届く」ということを明確に、しかも時間指定ができるような仕組みを導入し、2003年に2時間枠での配送を開始。2012年には1時間枠での配送を実現しました。

「どこへでも」

「どこへでも」というキーワードを手に入れるため、まずカクヤスは「東京23区であればどこへでも」を目指しました。

カクヤスの宅配の商圏は半径1.2km。東京都の面積で割ると137店舗が必要となり、約100店舗の出店が必要でした。酒類小売免許の緩和までにどこよりも早くこのサービスを造り上げるべく出店を続けて、3年間で約100店舗を出店。2003年に東京23区全域での無料配送網を実現しました。

 

その出店ペースはすさまじく、当時の社員採用面接での合言葉は「君も明日から店長だ!」と、当時を知る従業員は振り返ります。

「どれだけでも」

宅配を始めた当時は10,000円以上無料配送、という最低ご注文金額を設定していました。

しかし当時缶ビールは1箱4,000円程。「2箱買っても無料じゃないのか。」という声が増えはじます。そこで金額を5,000円まで落としますが、今度は「ビール1箱では無料じゃないのか。」というご指摘が。やむなく金額を3,000円まで落とした直後、なんと第三のビール(新ジャンル)が登場します。当時第三のビールの金額は1箱ギリギリ3,000円行かない程度でした。そこで最終的にはそっと最低ご注文金額を無くし、今の1本から送料無料サービスが出来上がったのです。

EPISODE 05アルコール問題への取組み

カクヤスは2019年より酒類販売企業としてアルコール関連問題の解決に向けての取り組みを支援しています。

 

アルコール依存症の方の回復と社会復帰のための支援を行っている「全日本断酒連盟」の活動に賛助し、飲酒によって健康を害された方を支援しております。

 

また、「一般社団法人Recovering Minds」が行う「お酒のなやみなんでも相談電話」および「アルコール依存症に関わる援助者のためのトレーニング」を支援し、アルコール依存症者の回復、社会復帰するための社会づくりに貢献しております。

我々はお酒という良い面と悪い面を持つ商材を扱っています。

もちろん、お酒はさまざまな点で人々の生活を豊かにすると信じていますが、その反面、お酒によって不幸になられた方もいらっしゃると考えています。

お酒を販売する立場の責任として、このような方々に対して何ができるか。

お酒は常に良いものというわけではなく、中毒性が伴う危険な面もあるものだということを認識し、行動を起こすことを忘れてはならないと考えています。

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