酒・飲食文化と社会問題
カクヤスグループは、1921年に酒類販売業を創業し、2021年に100周年を迎えました。時代によって変化するライフスタイルや多様化するニーズへの提案を通して、今後も酒・飲食文化の継承、発展に貢献してまいります。また、酒類の販売を行う企業として、アルコール関連問題にも取り組んでおります。
「飲食店×SDGs」未来につなぐおいしい日本~飲食店から始めるSDGs~
飲食店の皆様とともにSDGsの取組みを推進し、持続可能な外食産業を目指したいという想いから、「飲食店×SDGs」未来につなぐおいしい日本~飲食店から始めるSDGs~をテーマに掲げ、カクヤスオリジナルのマークを作成しました。
飲食店様ができるSDGsの取組みを提案し、取組みを推進している飲食店様へロゴマークのステッカー等を配布することで、飲食店を利用するお客様や他ステークホルダーへ向けても啓発に取り組んでまいります。
酒・飲食文化の継承や発展への貢献
元日初しぼりの販売
「なんでも酒やカクヤス」では、元日にしぼりあげた生酒を“その日の内に”地方の酒蔵からご自宅へとお届けする「カクヤス元日初しぼり」の販売を実施しております。元日初しぼりとは、元日にしぼりあげたばかりの“できたてのお酒”のことで、1年に1度、年始だけの特別なお酒です。強みである物流網を活かし、日本酒および日本食文化の継承に貢献しております。
飲食業界向け酒類総合展示会「KAKUYASU DEXPO」
株式会社カクヤスが主催する、飲食業界向けの酒類総合展示会「KAKUYASU DEXPO」は、全国の酒類、飲料等のメーカー・酒蔵、インポーターなど 270社以上が集結し、3,300種類以上の酒類を無料でお試しいただける展示会となっており、開催時には3,000名以上の飲食店関係者の方にご来場いただいております。
飲食業界関連の情報を発信
「飲食店なんでもスクエア」および「飲食店お役立ちナビ」を運営しており、トレンドニュースや開業・経営に関する情報など、飲食業界に関連する情報を発信しております。
「サステナビリティ・アルコール研修」の実施
2024年度の新入社員向けに「サステナビリティ・アルコール研修」を実施いたしました。
酒類業界を取り巻く環境や、飲酒文化について学び、アルコールパッチテストを用いて自身のアルコール体質を確認しました。
お酒を取り扱う企業で働く一員としてお酒の功罪を理解し、持続可能な酒類業界・外食業界を目指すための意識醸成を目的としております。
アルコール関連問題への取組み
お酒には良い部分と悪い部分があります。
当社グループは、お酒を販売する立場上、この功罪に対して真剣に取り組んでいます。
アルコールチェッカーを用いた従業員の管理、全日本デリバリー安全運転協議会での活動、また健康飲酒やお酒を通じたコミュニケーションの有り方など、啓蒙活動なども今後行っていきたいと考えています。
アルコール依存症への取組み
「一般社団法人Recovering Minds」の事業を支援
一般社団法人 Recovering Minds(リカバリング マインズ)はアルコール問題を始めとするさまざまな依存症からの回復や、心の健康維持と回復を応援する事業を、セミナー・カウンセリング・電話相談等を通して行っております。
当社はRecovering Mindsが行う事業の「お酒のなやみなんでも相談電話」および「アルコール依存症に関わる援助者のためのトレーニング」を支援し、アルコール依存症者の回復、社会復帰するための社会づくりに貢献しております。
2023年度からは英語での対応も開始しております。
「公益社団法人全日本断酒連盟」の活動を支援
全日本断酒連盟はアルコール依存症者を中心とする自助団体で、依存症者の回復と社会復帰のための支援活動を行っております。当社は同団体の活動に賛助し、飲酒によって健康を害された方を支援しております。
20歳未満者への酒・たばこの販売防止
当社グループは、20歳未満者への酒・たばこを販売しない取り組みを推進しております。法令に従いレジでの年齢確認、酒類の売場表示・区分陳列の徹底を行っております。
ノンアルコールテイスト飲料の20歳未満者販売を禁止
ノンアルコール飲料は、あくまでもお酒をイメージして成人が飲用することを念頭に開発されており、また味覚がアルコールに酷似していることから、20歳未満の者の飲酒を助長する恐れがあるため、当社グループの自主販売ルールとして、ノンアルコール飲料の20歳未満の者への販売は行わないこととしております。アルコールとノンアルコール商品の売場区分けを実施し、ノンアルコール飲料においても、酒類販売と同様に年齢確認を行っております。
ライフスタイル変化への対応
自社商品の開発
プライベートブランド「Kprice」の商品開発を始め、「お酒だけじゃない」商品の共同開発や、当社の配達機能を活かすことのできる「重い・かさばる」商品を拡充し、お客様のニーズに合わせた商品提案を行っております。
また、ペットボトルの軽量化や、ラベルレボトルの導入など環境に配慮した商品の開発も順次進めてまいります。