サステナビリティ

ガバナンス

実効性の高いコーポレート・ガバナンス

基本的な考え方

当社グループは、お客様の利便性を追求し、更なるきめ細やかな流通体制を築くとともに、法令を遵守し、お酒をより一層楽しめる豊かな社会生活に貢献したいと考えております。株主をはじめ、お客様、お取引先様、従業員、地域社会等への社会的責任を果たすとともに企業価値の向上を重視した経営を推進するため、内部統制システムに関する基本方針を制定して企業倫理と法令遵守を徹底し、内部統制システム及びリスク管理体制の整備・強化を推進することをコーポレート・ガバナンスの基本と考えております。

コーポレート・ガバナンス体制

監査役会設置会社として「取締役会」及び「監査役会」を設置するとともに、執行役員制度を導入しています。取締役会と監査役会による業務執行の監視・監督と執行役員による業務執行を分離することで、「経営の透明性向上」「経営陣の責任の明確化」「意思決定の迅速化」を図っています。

 

体制図

取締役会実効性評価

2023年5月に全ての取締役及び監査役に対しアンケート調査を実施致しましたが、アンケートの結果、取締役会の実効性は高いとの判断がなされております。

なお、役員研修の実施、資料雛形の統一、資本コストを意識した経営の実現に向けた対応などの指摘事項がありましたので、意見を参考に、今後も取締役会の更なる実効性の向上に努めてまいります。

内部統制システムの基本方針

当社は、会社法および会社法施行規則に基づき、以下のとおり、内部統制基本方針を定めております。

 

  1. 取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
  2. 取締役の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
  3. 損失の危険の管理に関する規程その他の体制
  4. 取締役の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
  5. 使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
  6. 当社並びにその親会社及び子会社から成る企業集団における業務の適正を確保するための体制
  7. 監査役がその職務を補助すべき使用人を置くことを求めた場合における当該使用人に関する事項及びその使用人の取締役からの独立性に関する事項
  8. 監査役の前項の使用人に対する指示の実効性の確保に関する事項
  9. 取締役及び使用人が監査役に報告をするための体制その他の監査役への報告に関する体制
  10. 前項の報告をした者が当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないことを確保するための体制
  11. 当社の監査役の職務の執行について生ずる費用の前払又は償還の手続その他の当該職務の執行について生ずる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
  12. その他当社の監査役の監査が実効的に行われることを確保するための体制

 

詳細はコーポレート・ガバナンス報告書をご参照ください。

 

コンプライアンス

コンプライアンスの基本方針

  1. 当社及び当社子会社が直面するコンプライアンス上の問題を的確に管理・処理し、経営及び業務執行の健全かつ運営に資するための組織およびコンプライアンス施策の実施・運営の原則を定める。
  2. 当社は1の目的を達成するために、コンプライアンス経営を基本方針とし、当社および当社の子会社の法令違反行為の是正と撲滅に努める。
  3. 従業員は、法令、規則、規程を遵守し、業務の執行に関しては、コンプライアンスを最優先する。
  4. 管理職員は、部下の業務執行に関して、コンプライアンスの観点から、常に、確認し、コンプライアンス違反の発生防止のために適切な管理を行う。

コンプライアンス推進体制

当社グループでは、コンプライアンスにかかわる組織として「グループコンプライアンス委員会」を設置し、コンプライアンスの取り組みに対して基本的事項を定めた「カクヤスグループコンプライアンス委員会規程」を制定しています。この規程のもと、コンプライアンス責任者である各社の社長または副社長ならびにコンプライアンス担当役員を中心に、グループ全体でコンプライアンスの徹底に取り組んでいます。グループコンプライアンス委員会は、グループ各社からコンプライアンス遵守の体制整備状況や社内の公益通報の確認及び違反事例についての再発防止対策等の報告を受け、また、その他コンプライアンス経営にあたっての重要課題等を検討し取締役会に対して提言を行っております。

コンプライアンスの取り組み

内部通報・相談窓口の設置

コンプライアンスに違反する行為あるいは違反のおそれのある行為を早期に発見・是正するため、「内部通報窓口」を設置しています。この窓口は、外部専門家、グループ各社の社外監査役およびグループコンプライアンス委員会事務局に設置しており、当社グループすべての従業員を対象としています。窓口では通報者及び通報内容に関して徹底した情報管理を行っています。 また、ハラスメントや健康・職場相談に関する相談窓口として、「なんでもホットライン」を設置しています。この窓口は、外部相談窓口、外部専門医、カクヤスグループ人事担当に設置しており、当社グループすべての従業員を対象としています。窓口では相談者及び相談内容に関して徹底した情報管理を行っています。

   

コンプライアンスの教育研修

コンプライアンス体制の維持、周知徹底を図るため、当社グループの役員、従業員を対象とした教育研修を毎年実施しています。また、ハラスメント撲滅に向けた会社の姿勢を明確化するため、「ハラスメント防止規程」を制定し、グループ全体でハラスメントの防止に取り組んでいます。

   

具体的な取り組み(2022年度)
  • 「コンプライアンス便り」を社内ポータルサイトにて毎月発信
  • 全従業員を対象にeラーニングで「コンプライアンス研修・ハラスメント研修」等を実施

   

反社会的勢力との関係遮断

反社会的勢力との関係を根絶するため、「反社会的勢力対応規程」に従い、カクヤスグループ経営管理部が反社会的勢力排除に関するマニュアルの策定および反社会的勢力に係わる対応窓口業務、その他関連する業務を統括しています。また、不当要求を受けた場合の通報連絡体制の整備、取引業者との基本契約に反社会的勢力の関係排除条項明記など、実践的運用のための社内体制を整備し、徹底しています。

リスクマネジメント

当社グループは、事業領域拡大に伴う環境変化に対応するため、「グループリスク管理委員会」を設置し、事業遂行に関わるリスクについて年度ごとに見直し、リスク管理の体制整備や取組状況の報告を受け、リスクの発生防止と被害の最小化を図り全体的なリスク管理を実施しております。また、有事においては本委員会が統括して危機管理を行います。

 

また、当社グループの持続可能な成長と環境に関するリスクについては、グループサステナビリティ委員会において必要に応じてリスクの低減、統制、移動、受容について検討します。影響度の高いリスク項目については、グループリスク管理委員会にも共有し、当社グループ全体のリスク管理体制の中で管理してまいります。

 

詳細は「有価証券報告書」の「事業等のリスク」をご参照ください。

 

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